1947-08-25 第1回国会 衆議院 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第12号
その時ちようど武永さんと岩崎さんとが私のそばの机に相對しておりました。私と阿部さんがおりましたが、私は帳簿が相當ありますので、それを見ておりました。その關係で阿部さんが言われたことも今確かに覺えてはおりません。私は先ほどから記憶にないと申しますのは、そのような事情でもつて今詳細なことは全然頭に浮んでまいりません。
その時ちようど武永さんと岩崎さんとが私のそばの机に相對しておりました。私と阿部さんがおりましたが、私は帳簿が相當ありますので、それを見ておりました。その關係で阿部さんが言われたことも今確かに覺えてはおりません。私は先ほどから記憶にないと申しますのは、そのような事情でもつて今詳細なことは全然頭に浮んでまいりません。
大體この事件と申しますと、情報提供者である武永さんが清水と同行のもとに署長室にまいりまして、葛飾の管内にこういうあめがあるのだ。しかしそれは本田なり、坂本あたりにあめが行つておる。できないかもしれない。それならぜひともこれを目白署でやつてくれというようなことを署長室でも言われますし、また自分のおりました生活課の部屋に來て申しましたそのときに、私は署長の命によつて愼重に扱つたつもりであります。
それから岩崎さんにお尋ね申し上げまするが、前目白署長の御證言によりまして、九月二十日初めてあの工場に臨檢に行かれましたとき、それは矢野部長、阿部巡査と、その中に民間の方で武永という人がおつたはずだということを申し上げまして、その人が武永という人であつたかどうか記憶がないけれども、一人の人がおつたというお話でありましたが、この人がまさに武永という人でしようか。
○石田(一)委員 ここで私は小杉前生活課長にお尋ねしたいと思うのでありますが、これは一應武永、柴田、兩君に私の質問しようとする點が濟んだあとに保留をすることにいたしまして、なお武永氏にひとつお聽きしたい。
○石田(一)委員 私はまず武永證人についてお尋ねしたいのであります。この前、十三日かの委員會で清水證人は關口愛治氏から委託された三萬圓を武永、柴田兩氏に渡した。そうしたところが武永、柴田の兩君はこれを大久保留次郎氏の所へつつ返しに行つたということを證言しております。
取調べに行くときに武永が一諸に行つたのですか。武永が行つてきた事情は聞いておりますが、聞いておられたならば詳しく伺いたいと思います。
○清水證人 情報の最初のあれが柴田氏と武永氏でございます。それが私の方に情報をもちこんだのであります。それだから道案内としては武永が同道しております。
○辻委員 先ほど最初矢野部長と、警視廳の巡査と、もう一人武永というこの三人との應待の場面ですが、今お話を承りますと、全然そうしたことを話した覺えがないというお話でありましたが、武永氏は面と向つてそういうお話を申し上げておるということを申しておりますので、委員長にお願いいたしまして、次會に證人として武永氏のお呼出しをいただきたいと思います。
それは前囘の當委員會においていわゆる目白の水あめ事件に關する資料の提出を約束したが、聞くところによると私の提出せんとした資料の所有者、武永、柴田の兩名が今日ついに新聞に發表したとのことを聞きました。もし發表されたとすれば前囘での私の發言を取消しておきたいと思います。こういう申出がありましたから委員長においてこれは了承いたします。